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絶望年表 - ReoNa

絶望年表

ReoNa

00:00

07:32

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Lyric

健全な体に 健全な心が宿るのなら

不完全なまんまで産まれてきた私の身体は

どんな心を 宿すのだろう

名は体を表すというのが本当だとしたら

勇気ある獣の名前を授かったはずなのにな

どうしてこんなに 臆病なんだろう

パパが私をぶつのは きっと 全部 愛でした

ママが私を見ないのも きっと きっと全部 愛でした

だから私はいつでも 幸せな子どもでした

不幸に気づかないことは 幸せでした

命は愛の結晶です

粗末にしてはいけません

正しく響く祝福の言葉

それなのになんだか苦しいな

違う姿に憧れて 違う姿に着飾るたびに

変われないことに気づいてしまうだけ

ここじゃない場所を探して ここじゃないどこか覗くたびに

どこにもいけないことに気づくだけ

放り捨てられたランドセルと散らばった教科書

私も飛び降りたら あんな風にバラバラになるのかな

大切なものは 入ってないし

学校は嫌い だけど好きな場所があるわけじゃない

お家の中は嫌い 名前のないどこかの誰かに

なりたかった なりたかった

友だちも少しできたよ そうじゃない人も増えたよ

好きな人は少ないよ ほとんど他は嫌いだよ

優しい人は多いよ だけどみんな嘘をついてるよ

私が嫌いな私だけ変わらないまま

悪いことばかり覚えて

手首切るのにさえ飽きて

それでも動く心臓は不思議だ

誰も頼んだりなんかしないのに

違う姿に憧れて 違う姿に着飾るたびに

変われないことに気づいてしまうだけ

ここじゃない場所を探して ここじゃないどこか覗くたびに

どこにもいけないことに気づくだけ

ただ普通でいたくて

当たり前でいたくて

欲しい物なんてなくて

したいことだってなくて

叶わないこの願いの

虚しいこの気持ちの

そばにいつでもあった

旋律と言葉があった

甘く囁くように 激しく喚くように

何も救われなくても ただそこにあった

もしも許されるのなら

もしも許されるのなら

名もなき同士寄り添って

眠りについたカタコンベ

静かに響くレクイエムのような

優しい歌を歌いたい

違う姿に憧れて 違う姿に着飾るたびに

変わらないものに気づいてきたんだよ

誰かの傷を癒せるとか 誰かの闇を払えるとか

大それたことなんて言わないよ

痛みが少し治まるまで 暗闇に少し慣れるまで

それまで そばにいられるぐらいでいいよ

- It's already the end -