撥条

乾いた笑い声の矛先が

自分じゃ無い事に少しホッとして

仕切りの中をはみ出さぬ様に

ただ嵐が去るのを待った

空っぽにされた頭の中

記号と数字を目一杯詰め込んで

世界の全てを知った気がして

ただ明日になるのを待った

世界は窮屈だ

世界は等しく不公平だ

何処かで声がする 存在には気づいてる

その声よ どうか止まないで

ココロガコワレテシマイソウ

空っぽにされた頭の中

不安と否定だけで埋め尽くして

代案を出す事すらも放棄して

ただ嵐が去るのを待った

世界は窮屈だ

世界は等しく不公平だ

最初から諦めて争う事を避けて

でもどうして涙が出るの

僕は君が嫌い でも消えては欲しくない

何故か そう思うの

君は僕が嫌い なら僕が居なくなろう

それで君の気が済むんでしょ？

世界は窮屈だ

世界はいつでも不公平だ

誰かの声がする 存在には気付いてる

その声よ どうか止まないで

声よ どうか消えないで

ココロガコワレテシマイソウ