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月が翳っていた
波打ち際で一人泣いていた
わずかな灯り手繰り弾く古いギター
奏でる一瞬に 永遠に
遠い影に届くように
青い夏の続き叫んだ
♪
給水塔の下
並んだ影が淡く揺れていた
君は今心に何を思うだろう
気付いた感情に 焦燥に
ただ走る雲のように
歪な世界を描くんだ
胸が震えていた
懐かしい笑い顔が 甘く脆くこの心臓の裏側で
燃えるようにほら 光るよ
向かい風の中へ
一歩ずつ歩き出した
もう一人じゃないから
歌えるって信じて
長い雨を抜けて
愛しい匂いがした
ずっと忘れないから
笑ってて 君のままで
♪
惨めさもやるせなさも 生きてく道のりの途中で
厭わしいほど絡みついてくるけど
波音の狭間で
その声が浮かんだ
ふっと風が光って
涙を飛ばした
君のようになりたい
まっすぐに輝きたい
ずっと忘れないでね
儚い夜光に歌った
夜が動いていた
月の光が色を変えるから
君は今どこかで歌ってるのかな
重なる一瞬に 永遠に
まだ覚めぬ夢のように
不確かな音を紡ぐんだ